僕は床に寝るのが好きで・・あんまりベッドでは寝ないのですけれど・・
で、だいたい朝、リビングの床に寝ている僕は、起床してきた長男が、朝の儀式のようにリビングのテレビをつける、そのテレビの音量で目を覚まします。
「うっせえ」とか言って、音量を下げてもらう・・で、今日は何のゴミ出しの日だったかな、とかって、横になったまま考えたりする・・のです。
今朝のテレビの天気予報で、テレビの中の人が、「今日は昨日より8度気温が下がります」と言ってて・・
下の息子が半袖のTシャツで小学校に行こうとしている感じだったから・・「今日はそれじゃ寒いかもよ」と下の息子に言った。
8度下がる、か。今日は涼しいということだな・・明日からはゴールデンウィークだったな・・
涼しいとかけて、ゴールデンウィークととく、そのココロは、あんときの秩父かな、と思った。
・・・・・
第一子の長女が一歳の時のゴールデンウィークに行った秩父の鉱泉宿は、いい宿だった。
夕食、食事処で食べてて・・もう、終わりだろ、と思って・・
食事処から居室までは一度、外に出なくてはならない構造になっていて・・僕と女房と娘は、食事処の玄関で靴を履こうとしていた。
「あの、まだ、お蕎麦があります」
宿の人が、僕たちの後を追うように、声をかけてくれた。
ずいぶん食べたな、と思ってたから・・へー、まだ出るんだ・・
もう終わり、って思ってたから、得した気分になってた。
おいしいひととき、だった。
住んでいるのと同じ埼玉、だけれど、秩父は少し、やっぱ涼しいな、と思ったりしていた。秩父・・正確には、合併して秩父市になる前の、吉田町、だった。
5月初頭のその日の夜・・（5月か・・半年経てば、11月か・・11月は、今よりもっと、寒さ感じるんだろうな）・・布団の中で、思ってた。
秩父の11月、吉田の11月・・秩父事件の11月・・
そんなこと、ぼんやり、思ってた。
今朝、そんなあの時の、布団の中の自分を蘇らせながら、今日は可燃ゴミの日だからと、家の中のゴミ集め、した。
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