毒は毒で相殺される

地域の氏神様の神社に詣でるのが最近の日課になっている。歩いたり走ったり煙草を吸ったりしながら神社まで、代謝の落ちた体を動かす。両腕を広げて回して走ったりもする。

 

今日は午前、いつものように、家を出てまず、煙草に火を点けた。煙草を吸いながら歩く。すると、走りもしないうちから心拍の変化を感じる。血流の速度が増したのだ。心拍の変化は呼吸に影響を与える。呼吸が早くなり、それに乗じて体は走りたくなる。体を走りたくさせる煙草の効能。

 

煙草は百害あって一利なし、とは言うが・・その通りなのだろう。毒と薬は表裏だ。害と効能も表裏なのだ。効能が増す分、害も蓄積される・・毒をもって毒を制す。毒は毒をもって相殺される・・と思う。だから、僕は二つの銘柄の煙草を吸うことにしている。クール・マイルドの毒をピース・ライトの毒が相殺する。逆もまた然り、なのだ。

 

理由は知らないが、煙草を吸うなら2種類吸ったほうがいい、と教えてくれた著書があって・・合気道の藤平光一先生の著書なのだけれど・・理由は分からないのに読んだその時「なるほど」と思いました。

 

今日はポケットにピース・ライト。神社の参拝後、また歩いたり走ったり、そして両手を広げて回しながら走ったり・・で、そろそろ歩き煙草だな、と思って上着のパーカーのポケットに手を突っ込んだら・・あれ?ライターしかない。しかもライターは2つ。

 

で、煙草の箱は?

 

ポケットから落ちたんだろう。まだ結構、箱の中には煙草、入ってたはず。戻って探そうかな・・いや、きっと誰かが拾って、喜んで吸ってくれるだろう。そう考えると、嬉しくなった。