『占星術の基礎 その④』・・アセンダント

日の出の位置、ですね。アセンダント。

 

昔・・30年以上昔。とある人に誘われてっていうか、付き合いで、っていうか・・疲れるの嫌いな僕は、イヤイヤではあったのだけれど・・

 

雲取山・・秩父と奥多摩の境・・埼玉と東京の県境・・県境、っていうか、県と都の境・・にある山だと思うんですけれど・・

 

初日の出、一緒に見に行こう・・

 

一人で行ってくださいよ・・それが言えなくて、ついていくことになってしまって。

 

それが言えたら・・ついていかなくて済んだのに。

 

歴史にタラレバは禁物・・と、唯物論的な見方では、言われたりするけれど、意識の世界から歴史を見れば、歴史は膨大なタラレバに埋められています。現実なんて、本当にちっぽけです。

 

で、・・奥多摩側から登ったんです。途中、山小屋で寝た。初日の出を狙って山小屋に泊(はく)している人、結構いたと思います。土間の端っこに暖炉があって、暖炉の前にしゃがんで、黙々、薪をくべてる男性、ひとり。俺の居場所、ここ、みたいな感じ、でした。

 

結構広い山小屋・・だったのかな・・一段高くなった、スノコ状の床のロフトみたいなところがあって、その上に、人々、寝ていて・・人の隙間を選んで、僕も横になったんだけれど・・背中の、スノコの床の、板と板の間から、冷気が背中に常時あたって・・寒くて凍えて眠れなかった・・よく覚えてないのだけれど、寝具的なもの・・シュラフとか、持っていってなかったのかも・・

 

日の出のタイミングに間に合うように山小屋出発して・・雲取山の山頂には、人とカメラ。望遠の一眼レフがズラリ・・結構並んでた、です。

 

東・・地平線に、帯の雲が横たえていて・・その雲が徐々に白さを増していく・・白が黄金に変わっていく・・雲の帯の上部、黄金のガスコンロの炎・・そんな感じで燃えて。

 

じわじわと・・日の出っていうのは、黄金のガスコンロなんだな、って思った。

 

日の出の太陽崇拝、人間にはある・・東の太陽は、誕生を意味する・・西の太陽とそして、西は、死を意味する・・神秘・・東は誕生の神秘・・西は死の、神秘・・人の生は、東と西の中間にある・・

 

西に日が落ちて、東にのぼる、それまでの暗闇、人は死んでいる。

 

暗闇の、その眠りのなかで、『生命の糸』は現世に繋ぎ止められながらも、『意識の糸』は、現世から切れて、死の世界を旅している・・

 

人は、毎日死んで、毎日、生まれ変わる。

 

東は、己の生まれ変わり・・それを意味している・・日の出の太陽とともに、生まれ変わる。

 

日の出の太陽崇拝・・初日の出のご来光に限らず、人間は、文化として、持ってます。それは、意識が現世に戻る、そのことへの通過儀礼・・イニシエーションとして、古(いにしえ)から、崇拝儀礼が、行われたりしてきた・・この、笑えないダジャレ。

 

 

現世への帰還であり、新しい今日の始まりとしての、新しい自分の始まり

 

・・アセンダントには、そういう意味があります。

 

人・・変わりたいわけですよ・・時代、文化、どれだけ変わっても・・地理的な居住の場所、どんなに違えていても、変わりたい欲求は、あるわけです。

 

変わるぞ!・・どう変わるの?

 

答えはアセンダントにあります。

 

僕、路上占いしていて・・ノートパソコン、机に置いて、占いしているのだけれど・・

 

やっぱり・・なにがやっぱりなのか、ですけれど・・アセンダント、知りたくなるんです・・だから、出生時刻、知りたくなる・・丁寧な言い方すれば、お知り、たくなる・・お尻・・

 

出生時刻分かれば、パソコンで、チャチャッとホロスコープ作っちゃう。アセンダントをまず見ちゃう。

 

別に出生時刻、分からなかったら分からないなりに・・そこは、どうとでもなるんですけれど・・どうとでもなる・・そのココロは・・名は体を表す、って言葉があるけれど・・体はアセンダントを表す、かな。見えてくる、っていうの、あります。

 

見えてくる・・っていう意味では、話は外れるけれど・・結構見えてきますよ。対面で占いしていて、後ろ・・どんな人がいるとか・・霊。

 

 

で・・

 

答えはアセンダントにある・・ちょっと乱暴な言い方だな

 

・・答えは無数にある・・でも、答えへの、その出発点は、アセンダントにある。答えっていうゴールに向かうのに、まず、走んなきゃなんない・・走り方、スタートの仕方・・アセンダントにある。

 

走り方、スタートの仕方は・・人それぞれ、なわけです・・

 

ちなみに・・僕のアセンダントのサインは獅子座です。

 

・・でも、アセンダント獅子座でも、何度の獅子座かによって、違う。

 

走り方は、人ぞれぞれなわけです。

 

 

古いけれど・・林修・・いつやるの?・・今でしょ。

 

占い師は更に・・

 

どうやればいいの?

 

・・それに答える・・です。