般若心経と私

世の中のハイテクな機器のことは、疎すぎるくらいに疎い僕で・・ 「そんなあなたも大丈夫」のセリフに誘導されて、そのうちジャパネットタカタとかの餌食にされるんだろう・・ 車に乗ればカーナビとスマホが勝手にブルトゥース接続されて、オーディオからス…

紙ゴミの日

時間に制約された社会生活というものが、幼き頃から苦手、というか、できない人間の僕、だった。 幼稚園バスの集合場所に、集合時間に間に合わず、走り去る幼稚園バスを見送ることはよくあった。 小学校の通学班は、僕を置き去りにして出発することは、当た…

裸電球の5月

部屋に固定電話を引いてなくて、携帯はまだ普及しておらず、ポケベルが流行り始めていたが持っておらず、僕の外部との電気的通信手段は、公衆電話のみだった。 灯りを消せば、柱と土壁の隙間から隣の住人の部屋からの光が細く差しこむプライベート感のないそ…

8度の気温差

僕は床に寝るのが好きで・・あんまりベッドでは寝ないのですけれど・・ で、だいたい朝、リビングの床に寝ている僕は、起床してきた長男が、朝の儀式のようにリビングのテレビをつける、そのテレビの音量で目を覚まします。 「うっせえ」とか言って、音量を…

缶コーヒーと煙草

外は雨で、強まる雨脚を窓の外に感じていたら、娘からLINEが入って・・ 寝過ごして・・降りた駅からの電車がもう、ないらしい・・ ・・とりあえず、トイレ、そして、雨の夜中のドライブ・・ 近所の自販機で缶コーヒーを買ってから、車に乗り込んだ。 缶コー…

屋台の肉まん

その屋台の『肉まん屋』には肉まんだけが置かれていて、肉まんだけが売られていた。 他に客はいなくて、僕はその屋台の白い肉まんを見ていたら、肉まんが食べたくなって、一つ頼んだ。 そしたら屋台の人は、肉まんになにやら造作を始めて・・だから、少し、…

屋台の肉まん

その屋台の『肉まん屋』には肉まんだけが置かれていて、肉まんだけが売られていた。 他に客はいなくて、僕はその屋台の白い肉まんを見ていたら、肉まんが食べたくなって、一つ頼んだ。 そしたら屋台の人は、肉まんになにやら造作を始めて・・だから、少し、…

馬鹿にされたままで

夏タイヤに、今日は履き替えようかな・・ 今期のスタッドレス・・雪の朝に、女房を職場まで送った・・ご活躍な感じは、その朝だけ、だった。 僅かだった雪の白・・冬の白は、雪と餅・・ 餅・・餅もわずかな今期、だったな。 僕が幼かった、とある冬の日、住…

随分ストレス、たまってんだな

あまり電車には乗らないのだけれど、乗る時には乗ります。 電車に乗る時には、カバンの中に、なにがしかの本を一冊、入れておきます。そして、電車の中で読みます。 でも、結構、本をカバンの中に入れるのを忘れることがあります。そんなときは、スマホでkin…

路線バスの、始発を待ってた

東京都内のタクシー料金が秋に値上げになるらしい。値上げは15年ぶり、らしい。 その15年前よりも、さらに随分、昔のことだけれど・・ 南アルプスの北岳に夏、一人で登りに行った。 電車を乗り継いで、降りた甲府の駅の、駅前ロータリーで、北岳の登り口あた…

もう帰らない・・

公衆のトイレの小便器から立ち上る、アンモニアの饐えた臭気が脳を突き刺す・・ 突き刺されるのが好きだった。 だから子供の頃、学校のトイレに入るのも、駅とかのトイレに入るのも、ワクワクしていた。 学校のトイレの小便器には、丸くて黄色い芳香剤が排水…

春のゼウス

・・始まりは、ゼウスだった。 今、季節は春で・・この週末には桜も、例年よりも早く、関東とかでは開花するところもある、みたいなこと、テレビとかで聞いている。 ・・あの時も、春だった、と思う。 今日は雨で、寒くて・・今、昼を過ぎた時刻、だけれど・…

プレハブに咲いた花

息子がPCR検査、陽性だった。夜中に発熱して、朝、検査を受けに行った。朝も早くから、とある病院に隣接した空き地に設けられた、プレハブの検査施設は、平日の朝9時前なのに結構、人が並んでいた。 プレハブの中で問診の順番待ちの列・・息子はぐったりしな…

さよなら、冬

冬っていう季節は好きで、秋から冬にかけての、冬が始まるぞ的な移ろいの時期は、なんか、嬉しくなるのだけれど・・ 今、冬から・・すぐそこに春・・この季節は、しのぎやすいけれど・・残念な感じ、してしまう。 もう終わる冬・・また、来年を待たなきゃな…

ギューギュー

今日の夕飯は焼きそばにしようと思った。理由は「楽」だからだ。お肉と野菜と麺を炒め、ソースをからめてさらに炒めておしまい。炒めたフライパンをそのままテーブルに出して、あとはおのおの「小皿によそって食べてね方式」 家の近所にはスーパーのヤオコー…